コンパネ作業台(通称ペケ台)の図面
写真のように工事現場で大工さんが使っている作業台、コンパネなどの合板で作られていて、通称ペケ台といいます。かっこいい!
日曜大工やイベント現場で作業の増えてきたので、ちょっと作ってみたくなりました。
ハーフサイズにすれば、キャンプのテーブルにも使えるかもしれないし。
ネットに効率的な図面が無かったので、自分で作ってみました。
今回作ってみた条件は、
・天板と足合わせてコンパネ2枚で作れる
・軽くて丈夫
・天板はフルサイズ(1820mm x 910mm)で使える。
・台の高さは70センチ弱
・厚さ12mmの合板を使用
です。
▶図面1:MAMORUペケ台
※おすすめしません※
作ってみましたが、MAMORUペケ台は安定しませんでした。なかなか奥が深いです。
足がMの形をしているのが特徴で、自分の名前を取って、MAMORUペケ台と名付けました。
展開図面のアップです。細かく寸法は書いてありますが、すべて板の4等分、ないし8等分の寸法です。
▶図面2:スマートペケ台
MAMORUペケ台を作った後に見つけた写真を元に作りました。こちらの方がカットの線が単純で優れている気がします。ちょっと悔しい。写真だけしか無かったので、新規に図面を起こしています。
足はMAMORUペケ台の4つ足に対して3つ足です。クロスしている部分に足が来るので、3つ足でも結構安定しそうです。
こちらが展開図面です。
ペケ台作成にあたって
今回の図面は、どちらも切り幅は0として中央部分に線を入れています。
実際にはお持ちの丸のこやノコギリの刃厚を計算に入れて作成してください。
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スマートペケ台の方が構造はスッキリしていますが、二組の足がセットで揃ってないと安定しません。
一方MAMORUペケ台は、左右対称の形をしているので、天板を半分のサイズにして2台のテーブルとして使う、というような場合には便利です。
※追記
MAMORUペケ台を作ってみた
早速作ってみました。
半分に切って正方形(約900x900)になった合板に縦横4等分になる線を引いていきます。
一つの線の感覚は225mmですね。切り幅や6尺の寸法の関係で若干ずれるのですが、大体で良いと思います。
三角形の部分は、4x4の格子の対角線に線を引くことで、作図できます。
間違えないようにノコギリで切っていきます。
最後に板の真ん中に12mmの溝を掘って完成です。
試作品を作った時少し狭めに作ってしまい、あとで交差させるのがとても大変でした。
溝を掘ったあとに、コンパネの端材で、ちゃんと通るか、確認してください。
足が完成して天板を乗せ、作業をしてみたのですが、かなりグラグラとねじれてしまい安定しませんでした。
オリジナル図面として作ってみたのですが、第一弾としては残念ながら失敗です。
スマートペケ台を作ってみた
材料が足りないので、ひとまず片方の足だけ作ってみました。
前回のMAMORUペケ台と制作の手間はあまり変わらず。
立ててみると立ち姿は安定しています。
ただ、やはり3点で支える方式はバランスが悪く、上に乗せた天板は荷重をかける場所によっては、極端にバランスが悪くなります。
スマートペケ台は、フルサイズの天板(1.8x0.9m)を使う場合、二台の足がうまく支え合うのでいいですが、足一台でハーフサイズの天板で使う場合には、不安定というしかありません。
キャンプやイベント用のテーブルとして使うには残念ながら不合格だと判断しました。
今回作った足は、おとなしくフルサイズの天板を使った、作業台として使うことにします。
キャンプ用のテーブルは、また別のものを検証します。
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